埼玉県さいたま市(主に浦和近辺〜大宮近辺)で活動している

パーソナルトレーナーの佐藤 択磨(さとうたくま)です。

このブログではカラダ作りの疑問や些細なアドバイスを伝えています。

他にもトレーナーの枠を超えて、日々の悩みだったり、生活習慣だったりを改善出来るようなアドバイスも行なっています。

ご参考になれば幸いです。

理論バカになるな!人の記憶は感情的!!

思い返すとトレーナーになりたての頃

「楽しくない」といって帰ったお客様がいました。

ここまでストレートに言って頂けるのも今となっては有難いことですが、中々凹みますよね。

 

今は「楽しいです。」と言って頂ける事も増えたし、割と毎回笑顔で来て笑顔で帰って頂く事も増えましたが、

「楽しさだけじゃダメ!!」といいう方もいます。

 

何が正しくて、何がいけなかったのか?

 

トレーナー活動している方へ、何か参考になればと思いお伝えして行きます。

 

人は感情の生き物

分かっちゃーいるけど気持ちは正直です。

すごい腕は立つけどめちゃくちゃ口が悪いとか、

実績があるからといっても見るからにヒゲや髪型がボサボサで、覇気のないトレーナーから指導を学びたいかというと、

 

大半の方がNOだと思います。

 

人が感情の生き物である以上、その感情を理解(してあげようと)する必要があるのだ今は強く実感しています。

 

「痩せたい。」というお客様に

「痩せたいならこれ食べないで下さい。」

 

「先生きついです。」と申し立てるお客様に、

「でもやらないと痩せないですよ?」

と言っていた2013年、まぁまぁ危ない奴だなと書いていて反省しています。

 

気分が良いと、

「キツイけど、終わったあと何か達成感があるんですよね〜」

 

とか言われると、こちらの気分も良いので、少しごひいきにしてしまうのではないでしょうか?

 

AIやオンラインのダイエット方法が発達して、今後は人の手を介す温もりなどに力を注いでいかなければ、

お客様が一緒にトレーニングを受けてくれる価値を感じてくれない訳です。

 

なぜ?は自分だけに論理的に

これはなんでですか?

これってこういうことですか?

 

こういった質問で、ある程度理論めいた説明は必要あります。

かといって理論だけでは「文章説明」に近くとても眠くなるのも事実。

 

高校の頃を思い出して欲しいのですが、ラリホー(眠りの呪文)を唱える先生いませんでしたか?

その先生の授業覚えていますか?

 

知識として覚えていたとしても、恐らくどの様な時に、どの様な話でその問題や話題があったかは記憶にないはずです。

 

逆に「楽しかったな」という授業は今でも覚えてませんか?

 

その時のクラスの賑わいや周りで楽しく過ごす同級生、全体像がフラッシュ写真の様に見えてくるはずです。

 

人は有益な情報よりも、感情でその時の状況や心境を思い出す傾向があるので、

「ただ教科書を読んだ」だけの先生の授業ってのは記憶にほぼ残らないのです。

 

 

お客様の記憶に

「なんかこんなこと言ってたな」

ぐらいの印象を残せれば、あとは時折必要なタイミングで、必要な情報量を伝えていければ、その方の記憶に残っていけるはずです。

 

相手へ伝えやすくするためには最低限「理論」を覚えて置いた方が自分に腑に落ちやすくなりますが、

お客様がそれを求めているかは、お客様にしか分かりません。

 

ぐだぐだ糖質が何グラムだの、トレーニングはこうであれ〜みたいな話している時、お客様の顔を除いてみましょう。

ラリホーを知らず知らずに掛けていることがあるかもしれませんよ。

 

そりゃ覚えてないよ

みなさんエビングハウスの忘却曲線はご存知ですか?

忘却曲線 – Wikipedia

この実験から、
20分後に42%、
1時間後に56%、
1日後に74%、
1週間後77%、
1ケ月後79%が

忘れてしまう

 

という結果があるのです。

なので何度説明しても、人は説明を求めながらも、記憶には残っていないのです。

 

度々言いますが、

「必要なタイミングで、必要な情報量を伝えていければ、その方の記憶に残っていけるはずです。」

 

それは伝えた相手が「どういう気持ちになるか?」ということを踏まえ、お伝えしていきましょう。

感情が高ぶるのは、まだ機械にも出来ない

人間唯一の行動だからこそ多様していってくださいね。

 

感情こそ人間の原動力だからです。

こうしたことを振り返るだけでもトレーニングになり、

伝える力も育ちます。

 

僕自身まだまだ「でっ?」って言われることが多々ありますので、簡潔明瞭に話せれる様に心掛けていきます。

 

それでは今日はこの辺で。

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